Sustainabilityに関する調査報告書 発表会に行ってきました

イースクエアからの案内で、「Sustainabilityに関する調査報告書 発表会」に行ってきました。

イースクエアと東大の山本良一さんが中心になって、現在の世界のサステナビリティに関する知見を、公平中立に調査し、コンパクトにまとめたという今回の報告書は、日本発のサステナビリティに関する総合的な知見として注目されます。

できあがった報告書はA4版250ページにおよび、現在、世界中の科学者が、自然科学の見地から、環境と持続可能性について考えていることを網羅、報告しています。この報告書自体は、中立を旨としているため、科学としての適性が高いと思われるものを軸に報告していますが、反論、その反論への反論も含めて、十分検討されています。

PDF版がダウンロードできるので、ぜひご一読ください。

そうそう、報告会は経団連ホールで行われ、200人近い人が集まったのではないでしょうか、ビジネスパースン、それもマネジャクラスの方が多いようでした。知り合いの顔もちらほら見えたのですが、あとを急いでいたので、ごあいさつもできませんでしたが。

以下、発表会の主な内容を、その場でメモした走り書きです、参考までに。

Continue reading "Sustainabilityに関する調査報告書 発表会に行ってきました"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

マツダ:水素ロータリーエンジン車を来年発売

水素エンジン車というソリューションです。

CO2発生量を抑えるということが大きな目標になる中で、エコカーについていくつかのソリューションが提案されています。ハイブリッド、燃料電池、水素エンジン、電気自動車。

水素燃料といえば、燃料電池を思い出します。水素を空気中の酸素と反応させて、電力を取り出し、水を排出する。水素を燃料として、電気でモータを動かして走れば、燃料電池車になります。

Continue reading "マツダ:水素ロータリーエンジン車を来年発売"

| | Comments (1) | TrackBack (1)

荒れる人工林、NPOが再生 年度内設立、企業から基金

「荒れる人工林、NPOが再生 年度内設立、企業から基金」という企画が動き出すようです。

慶應の経済学部長が動くというのが、なかなかよいですね。
民有林の杉、ヒノキ林が対象になりそうなプランですが、まずはここから手をつけるのは妥当だと思います。

それとは別に、林業林ではない、雑木林の管理支援のしくみもなんとかしたいところです。

Continue reading "荒れる人工林、NPOが再生 年度内設立、企業から基金"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

家庭用燃料電池「1台50万円に」 エネ庁、量産へ支援

燃料電池は、自動車の実用化の話題が最近出てきませんが、家庭用の定置型の開発は着々と進んでいるようです。都市ガスを燃料とするタイプの場合、燃料電池とガスタービンとの競争になりそうですが、燃料電池のほうが効率はよいのではないでしょうか。

どちらも、基本は発電機で、都市ガス(天然ガス)、LPG、灯油などを燃料にして発電して、家庭に供給します。電力は家庭の使用量分程度になるような出力で700~1kwというのはおおむねそれに相当します。

ただ発電するだけでは、環境によいというわけではありません。どちらの方法でも、発電の際、廃熱が出ます。この廃熱でお湯を沸かし、家庭のキッチンや風呂で使えば、ガスや石油がもっているエネルギーの70~80%ほどを使い切ることができるようになり、いまのしくみよりエネルギーのムダがなくなります。発電の際に出る廃熱を、いかに無駄なく利用するかがキーになるわけです。この廃熱は70~90℃程度のお湯の形をとっているために、「温廃熱の有効利用のためのインフラ整備」がCO2削減の重要な切り札になる、ということになります。

Continue reading "家庭用燃料電池「1台50万円に」 エネ庁、量産へ支援"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

環境ダイナマイトグランプリ開催中

IMGP0645環境ダイナマイトのグランプリが始まりました。現場からの中継です(^_^)。ファイナリスト7組が午前から午後にかけて順次プレゼンに望んでいます。写真は2組目です。

また報告しますね~(^_^)

Continue reading "環境ダイナマイトグランプリ開催中"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

自然再生に向けた総合計画作成へ 環境など3省

環境、国土交通、農林水産の3省が合同で環境配慮型の行動計画を立てて実行する、とのこと。よく読むと「5全総」などという言葉も見えるので、旧建設省が盛んにつくっていた全国総合開発計画(要するに土建屋さんによる開発)の、リニュアル番田ということがわかります。21世紀らしく、横の連携をつくり、環境や健康というようなキーワードを加えて耳にやさしくしつつ、そして予算が付かない環境省としては、金回りのいい省から一部を環境予算に回してもらいつつ、という省の利害をめぐる考えがすけすけの計画ですね。

結局、公共事業で食えなくなった土建屋さんに、環境面での仕事(森の管理や山の再生)をやってもらいましょうという感じではあり、長野県の田中知事のいう「ダムをやめて、山を守る」の国バージョン、ということになりそうです。

Continue reading "自然再生に向けた総合計画作成へ 環境など3省"

| | Comments (0) | TrackBack (1)

原宿ロハス倶楽部、始動

http://www.nissenmedia.com/series/index.php?id=49
今年3月に異業種30社(者)が集まり結成した「原宿LOHAS(ロハス)倶楽部」のビジネスが本格的に動き出した。

という話で、内容的には

衣料品アイテムを中心に先月、都内で行った初の展示会には百貨店バイヤーなど予想を大きく上回る来場者が訪れ、引き続き個別商談会を進めているところ。

①可能な限り健康と環境への負担を少なくしていく②できる限り理想的な領域へと近づける③例え満足できない領域であってもディスクローズする……

Continue reading "原宿ロハス倶楽部、始動"

| | Comments (0) | TrackBack (3)

靖国と消防士

すこし前に靖国についての書いた記事に、まきこがコメントしてくれました。コメント返しなんですが、記事として独立させます。TB先のまきこさんの記事もとてもすばらしいので、ぜひ読んでください。

死の価値についてですが、まきこさんが消防士の例を挙げているとおり、消防士や警官のことを考えるとわかりやすいように思います。

Continue reading "靖国と消防士"

| | Comments (19) | TrackBack (1)

第4回 AIRミーティング@六兼屋

NPO法人の環境リレーションズ研究所で、環境について初歩から学ぶ勉強会「AIRミーティング」をやっていることは、このブログでもときどき紹介していますが、今月は夏休みなので、僕の八ヶ岳のセカンドハウス六兼屋で開きます。詳しくは以下の通り。まだ人数に余裕があるので、希望の方は、申し込んでください。

Continue reading "第4回 AIRミーティング@六兼屋"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

燃料電池、開発は見込みはずれ。ガスエンジン式に転換

一時期注目を集めた燃料電池ですが、自動車も、家庭用定置型も、IT機器用小型機も、市場には投入されていません。やはり開発がうまくいっていないのでしょう。コスト、環境性能ともに、狙ったところまで言っていない、ということで、だったらガスをそのまま燃やしつつも総合効率を上げる方法は他にもあるよね、というのが、この記事。

燃料電池は、本質的には地下資源からつくるのではなく、風力発電やバイオガスなどからつくらないと環境性能が上がらない。でもこちらのほうがコスト面でも立地面でもまだ競争力がなく、苦戦しているということでしょう。

Continue reading "燃料電池、開発は見込みはずれ。ガスエンジン式に転換"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

より以前の記事一覧