フランスでも国家の必修に議論

「仏の小学校で国歌必修に 歌詞が残忍・差別的と異論も」という記事が。

日本の君が代と同じ構図ですね。フランスでは一方で公的場でのイスラムを象徴する格好(チャドルなど)の着用を禁ずる法律ができたり、リベラルと保守の両方が進行しているようです。

米国でもブッシュJr.対ゴア、ブッシュJr.対ケリーの大統領選に象徴されるような、リベラルと保守の対立や、地域間の対立で、国家が分裂する、内戦になるという説も出ているほどです。

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不登校児のメールやファクスでの自宅学習、出席扱いへ

不登校、ホームスクーラーの扱いが弾力的になるようです。これは朗報といえそう。現状を追認した形ではあるのですが、追認する決定自体、画期的、といえそう。

さっそくこの制度を利用することになるのかな、うちの子。

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「性差解消教育、はびこっている」と堂々と述べる異常

先日はエリート高校生を前に文科省の教育政策(「ゆとり教育」)について「失敗だった」と謝るという前代未聞のニュースが流れた文科省の中山大臣。今度は
「性差解消教育、はびこっている」と来た。要するに、男女平等、というより、女性の地位向上を図るような教育や考え方は「いかん、とんでもない」という反動政治家であるということだな。

女は女らしく、これは前近代的な意味合いで、女は女らしく、というのが「日本の伝統」と言いたいらしい。が、ここでの問題はふたつ。ひとつは、女性の地位を向上させるという世界的な流れに堂々とさおを差す反動政治家だということで、このあたりはブッシュ政権の主要閣僚の考え方と一致する。つまり、小泉政権はやはりブッシュ政権の子分だということ。

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中山文科相、ゆとり教育を謝罪、だって

pacolog!でも知恵市場コミトンでもたびたび取り上げている「ゆとり教育」問題。今度は文科大臣が中学生に謝罪、だって。

本人は「よくないと思ったことはきちんと反省する」とか思っているのだろうけれど、実態は「ろくに努力もしなかったからうまくいかなかったのに、それをごまかすためにカッコをつけていい人ぶりっこしている」ということです。

総合学習が機能していないのは、教師の努力不足と、文科省の指導力不足が原因です。きちんと指導をしている学校は子どもたちの評価も高いし、親が見ても成長がはっきりわかるほど、説明する力、調べる力、グループワークの力などが育っています。総合学習でどんな力を育てるのか、という点についてのコンセンサスがあいまいで、それをすべて文科省が現場に任せきりにしたことが大きな問題で、総合学習そのもののねらいが違っていたわけではありません。

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幼い子をもつ母、都市部ほど就業難しい

ちょっとおもしろいデータだったので、掲載してみます。

大都市部は幼い子を持つ女性が働くには厳しい、というのは僕自身の実感値と一致しています。記事の通り、保育所不足と通勤時間が決め手になっているのでしょうが、同時に親の支援が受けにくい(親の近くに住もうとしてもコストが高くつく可能性がある)というもありそう。父親の平均的な労働時間が長すぎるというもあるでしょう。

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「ゆとり」見直しに賛成多数、だが・・

ゆとり教育についての世論調査。
「ゆとり見直し」「総合学習から普通教科へ」といいながら「活きる力」を求めているという結果をどう見るか?

総合学習のコンセプトは賛成だけれど、実現できていないじゃないかという意見と、だったらふつうの教科をちゃんとやれという先祖返りと、でもふつうの教科だけじゃ不安、といういろんな思いが交錯していてい、単に昔に戻ればいいと入っていないような。

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「性教育、15歳までに」の調査結果

先日、小泉首相が「性教育は必要ない」と言わんばかりのコメントを「無知丸出し」と評したのですが、一般市民のほうはもう少し感覚がまともなようで、15歳までにコンドームの使い方を教えるべき、という調査が出ました。こういう調査は、実態より保守的にでる傾向があるので、それでも15歳までに、という調査結果を見ると、首相のレベルの低さが際だちます。

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<首相、性教育教材「問題だ」>の、浅はかさ

まったく、わかってないやつがわかってないことに口出しする、とんでもない首相だ。

「教えてもらったことはないが、知らないうちに自然に一通りのことは覚える」だってさ、まったくこの言葉が何を意味しているのか、まったくわかっていないから本当にやばい。今の子どもたちが「自然に覚える」こととは、「売春」や「援交」や「お互いの心を尊重するのではなく、ただ身体同士が結びつく性」であって、たとえば処女や童貞は「重たいからうまくさっさと捨てる」言うようなメンタリティです。

自然に教える社会や大人の側が、

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公教育からのエクソダス 3

ロジカルシンキングなどの研修であちこちの企業に行ったり、ビジネススクールで教えたりする機会が多いのですが、研修中に何度も字や文章を手書きで書いてもらう時間を取っています。かけ割り程度の簡単な計算もやってもらうことがあります。

で、そういう場面では、

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公教育からのエクソダス 2

ゆとり教育批判をしている人たちに聞いてみたいことがあって、なぜゆとり教育に舵が切られたのかという点をどう理解しているのか?という点と、基礎学力重視に舵を切ったときに、学校の生活はどうなるのか予想しているのか、という点です。

小中学校が一番荒れていたのは1980年代で、

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