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2006年、新年のごあいさつ

新年のごあいさつを申し上げます。

2005年に起きたことで印象に残っていることは、JR西日本の福知山線脱線事故、耐震強度偽装事件、それに小泉首相の総選挙圧勝、というところでしょうか。

国際的な事件は比較的少なかったように感じられましたが、その一方で、米国によるイラクの占領統治は欺瞞に満ちて失敗しつつあるし、イスラエルの方向転換も不気味です。欧州ではフランスで移民が「氾濫」をおこし、これは日本ではあまりニュースにはなりませんが、ドイツ他にも通奏低音のように広がっているようです。日本は、小泉首相の意図的な政策によって東アジアで孤立しつつあり、今のところ大きな問題にはなっていないものの、新年はどのように動いていくか、これも不気味です。

その一方で、Good Newsも出ています。地球博をきっかけに環境への意識は大きく向きを変えて高まり、ロハスという言葉が流行語になるほどになりました。原油価格の高騰やエコ商品の開発競争もあって、環境への意識は飛躍的に高まっています。
いい知らせはいつも小さな声で語られる。

さて、pacoの2005→2006はどうなっているか、レビューしたいと思います。

■けっこう突っ走りました、2005年

去年の新年のあいさつには、こんな風に書いています。
http://suizockanbunko.com/greetings/200501.html
「2004年をざっくり総括すると、いろいろもがいては見たものの、成果として残せたものは、自分の思いには届かなかったという感じです。」

という2004年を受けて、2005年は、意識して突っ走ってみました。その結果、ある程度やるべきことはできた、という達成感はあります。まだまだ僕がめざしているものには届かないのが残念ですが、僕自身の意識の方が欲張りに過ぎるのかもしれません。

僕の活動領域である、「環境」「ロジカルシンキング」「ライフデザイン」のくくりに従って紹介してみます。

■チャレンジの連続の「環境」

○nikkeibp.jpでの連載続く
環境系では、2004年の停滞感を払拭すべく、けっこう積極的に動きました。nikkeibp.jpサイトで続けてきた連載「環境生活のススメ」は、引き続き週刊ベースで執筆を続け、秋には「読者と考える環境と未来」という連載にリニュアルしました。毎週環境について情報発信が続けられたのは、とてもよかったし、僕自身学びになりました。連載は、できれば本にしたいのですが、興味のある出版社はありませんか?
http://nikkeibp.jp/style/eco/eco_society/

○あすか会議で環境セッション担当
todaiji4月には、グロービスの代表、堀さんの発案で、「あすか会議」が開かれました。世界経営者会議「ダボス会議」に触発された会で、第1回ということで奈良の地で開催されたのが4月。僕は環境をテーマにしたセッションのキュレータに呼ばれて、星野リゾートの星野佳路社長とパネルディスカッションができたのは、なかなかエキサイティングな体験でした。今年の第2回あすか会議は、六兼屋に近い小淵沢のリゾナーレ開催かも、ということなので、ますます楽しみです。

○AIRミーティング、継続
NPO法人の環境リレーションズ研究所とはさらに協力関係を深め、5月から月1回、一般向けの勉強会AIRミーティングを続けています。今年も同じペースで続けるので、ぜひおいでください。毎回、環境についてのTV番組を見た後で、フリーディスカッションを行うというのんびりした企画です。毎回10名未満の少人数でやっているので、怖がらずに来てくださいませ。
http://www.env-r.com/blog/staff/index.php?eid=395

○「環境ダイナマイト」にコミット
グロービスマネジメントスクールの受講生、はんぞーさんが立案し、「アースディ」の安在さんとのコラボレーションで実現した企画で、環境ビジネスコンテストを公募で行うイベントです。7月には東京でセミナーを4回ほど行い、そこで作り上げた木質ペレットを使ったビジネスプランが、9月、名古屋で行われた「コンテストファイナル」で入賞するなど、結果を出すことができました。はんぞーさん、安在さんはじめ、スタッフのみなさん、お疲れさまでした。今年も趣旨を発展させたイベントが継続しそうなので、たのしみにしています。

○木質ペレットの事業化には、まだしつこくチャレンジ
pellet 環境ダイナマイトでテーマにした木質ペレットは、2003年以来、追いかけてきたテーマで、ずっと木になっていたものでした。ダイナマイトでは僕が指導した参加者のプランが賞をとったものの、ビジネスプランとしてはまだまだ不十分。そこで、舞台を環境リレーションズ研究所に移して、さらに追加セッションを5回、行いました。テーマがマイナーなので、メンバーの数は期待していなかったのですが、結果的には予想以上に手を挙げていただき、20名近いメンバーが集まりました。これだけの人に関心を持ってもらえることはとてもすばらしいことです。が、反面、ペレットをよく知っている「ダイナマイト組」があまり参加できなかったことで、深めという点ではやや消化不良に終わったように思います。それでも、改めてゼロからの視点でペレットをビジネスとしてみる人からの意見が聞けて、僕としては、ペレットを巡る問題点はほぼすべて出尽くした実感があります。その結果として、それでも、「ペレットは有望」という僕の仮説には揺るぎがないので、今後ともしつこく追いかけてみようと思います。(写真は上伊那森林組合のペレット工場、ペレット製造機)

○環境ライター育成講座も
さらに、環境についての情報発信をする人を対象にしたプロ向け講座「環境ライター育成講座」を環境リレーションズ研究所で開きました。少人数でじっくり取り組んでもらい、因果関係やピラミッドなどのロジカルシンキングの基礎と、毎回レポート、添削で文章表現まで、みっちり学んでもらえたと思います。

○京急百貨店で環境研修
さらにさらに、環境リレーションズ研究所での仕事で、京急百貨店で、販売員とバイヤー向け環境経営の社員研修を実施しました。ワークショップ形式で20名ほどの社員の方に環境についてじっくり考え、モチベーションをもってもらうというもので、いわゆる知識中心ではない研修ができたと思っています。

■次のステップに向かいつつある「ロジカルシンキング」

ロジカルシンキングの研修は、独自にやっているものとグロービスのクラスと合わせて、50日ほどの研修を行いました。カリキュラムも安定して、完成度も上がってきたので、ストレスなく講師としての仕事をすることができるようになってきたので、収入面でも安定できました。

クライアントも、朝日新聞社、日本オラクル、日立国際電気、トーメン、住友信託銀行、古河電工、三井生命、キッコーマン、アメリカンファミリー生命保険、リアルコムなど、幅広い業種の企業に広がり、リピート率も高くなっています。

ちょうどタイミングよく、KOさんこと大川恒さんと出会うことができたのですが、彼が、「ロジカルシンキングを教えたい」というので、やってもらうことにしました。KOさんはこれまで他社のカリキュラムでファシリテーションなどを教えているベテラン講師なので、僕のカリキュラムのノウハウを提供して、今年から講師をやってもらう予定です。

僕の方は、ロジカルシンキングを使ったファシリテーション、特にオーラルコミュニケーションのクラスや、執筆を目的としたクラスの開発に取りかかろうかと思っています。

グロービスの講師は、引き続き、各期1コマ、続けていこうと思っているので、受講を希望される方はこちらもぜひおいでください。

■新しい提案ができた「ライフデザイン」

○本が3冊出せました
2004年は1冊も本が出せなくて残念だったのですが、2005年は3冊出すことができ、満足感があります。
考え方のつくり方」(大和書房)
先見力強化ノート」(ビジネス社)
一人起業でひとまず3000万円をめざそう!」(かんき出版)
ということで、ライフデザインのフィールドに当たる本です。

「考え方……」と「先見力……」については、歴史や文化にまでフィールドを広げてメッセージを発信でき、それをきっかけにしてブログで、昭和史の激論を交わすこともできました。

起業や「考え方」「先見力」については、知恵市場にフィールドを移して、何かしらパーソナルな支援をやっていきたいなと思っているのですが、まだ具体的なところは決めていません。

○ワークショップも
2月にはグロービス受講生の課外活動のひとつとして、女性のためのライフデザインというテーマでワークショップを開き、1月には慶應丸の内シティキャンパスでデュアルライフのワークショップを行いました。

○総務省の交流居住政策に協力
総務省が農水省や厚労省との横断で進めている交流居住の政策に、研究委員として協力しています。この分野も、今後知恵市場で情報発信したり、何らかのアクションを行いたいと思っているのですが、これも課題です。

今年は、環境と同時に、ライフデザインの分野でも、ワークショップなどを開きたいと思っています。興味のある方はぜひメールなどで催促してください(^^;)。

■アルファってけっこうよかった「プライベートライフ」

147 プライベートの変化は、クルマをVWゴルフからアルファロメオ147に買い換えたことで、クルマ大好き人間としては、アルファのキャラクタはうれしい誤算でした。本当におもしろいクルマです。これについても、ブログでたくさん情報を出しているので、くどくなるのでここでは書きませんが、よければ見てください。
http://pacolog.cocolog-nifty.com/pacolog/alfa_romeo/index.html

mt8六兼屋とのデュアルライフもすっかり根付き、往復生活なしの人生があり得ないところにまで来ました。今では、あたりまえになりすぎて、特別のこととは思えなくなっています。
http://www.5qol.net/maruyama/

家族は、それぞれハッピーにやっています。妻はぬいぐるみをどんどんつくり(仕事とかのもくて着なく、とにかく作り続けているのがすごいところ)、その後、英語の勉強にはまるというギャップの彼女らしいところ。
http://www.5qol.net/dokka/

娘はダンス三昧の生活にますます拍車がかかり、6年生になって不登校状態になりつつも、ひたすら楽しく我が道を進んでいます。

■さて、2006年

ということで、こうして書き出してみると、けっこう突っ走った感のある2005年でした(いろいろやったじゃん)。

○緻密に情報発信
でも、突っ走りすぎて、ひとつひとつの後始末が付いていない感じもあるので、新しいことはややペースダウンし、去年やったことも含めて、自分なりに総括の情報発信をしたり、より多くの人と話をする時間をとろうと思っています。

○知恵市場、リニュアル間近
その場をつくるという意味もあり、知恵市場を全面的にリニュアルします。ブログシステムをバックで動かし、コンテンツのアップを容易にした上で、13名のブログライターに集まってもらい、QOLを高めるいろいろな考え方や行動について情報発信します。自分らしく生きる、自分の人生の主人公になる、というコンセプトを具体的にすると、それはどんなことなのか。僕の視点だけでなく、多面的、立体的に発信するポータルにする予定です。1月10日頃のカットオーバを予定しているので、
こちらもお楽しみに!

○学生向け、環境情報フリーペーパー、進行中
といいつつ、ひとつ新しいプロジェクトが走りつつあり、環境リレーションズ研究所がキーステーションになって、大学生チームと組み、一般の学生に環境の情報発信をするフリーペーパーをつくろうというものです。編集企画が進んでいるのですが、年明けからは広告スポンサーを集めなければなりません。興味のある方は、ぜひメールをくださいませ。おもしろいメディアになると思います。

○本は3冊書きたいな
本の計画は、まず、「論理的に書く」をテーマにしたものを今年前半に出す計画で、その後はまだ未定です(リクエストをお待ちしています)が、原稿があらかた仕上がっている「20代のライフデザイン」と、もう1冊程度、計3冊は出したいなと思っています。

○個人向けサービスも考えてます
それ以外に、なるべく個人向けの、ライフデザインや環境の、リアルの会、あるいはスカイプなどを使ったリアルタイムミーティングを開いていきたいと思っているので、「こんな会を開いてほしい」ということがあったら、ぜひ教えてください。

今年も、環境/ロジカルシンキング/ライフデザインの領域で、あれこれやっていくことになるんだろうな~のpacoでした。

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Comments

あけましておめでとうございます。
こうして拝見すると、すごく多忙な1年を過ごされておられるのが解りますね。すごい・・・。
去年、mixiというSNSやブログをはじめたり、また知恵市場のほうへのアクセスを再開したり、英語の勉強を再開したり・・と私にとっては転機の年でしたが、やっぱアホな私には「全てをまんべんなくこなす」というのは無理だと悟りました。(^^♪
そんなわけで、ネットも続けますが、今年は「英語」に集中したい、と思ってます。限られた経営資源(脳みそ)を、自分が選択した事業(英語)に集中します。限られたリソースしかないときは、「選択と集中」ですよね、やっぱ。(汗)
本年のご活躍をお祈り申し上げます。m(_ _)m

Posted by: Prowler7010 | January 03, 2006 at 08:44

こんにちは!
確かにあれこれやっていると脳みそパニックになりますよね。でも僕の場合、パニックギリギリぐらいでないと、なんだかぼ~っとして、今ひとつ充実感が得られないという中毒的なところもあって、ついあれこれ手を出してしまうのですね。
それと、いろいろ書いてますが、種類をやっているだけで、実際、個々の案件にはそれほど多くの時間を使っていなかったりします。

Posted by: paco | January 03, 2006 at 18:20

あけましておめでとうございます。
大学の研究室にて,パコさんの論理力を鍛えるトレーニングブックを演習しながら,卒論の方向性を練っております。年明けのゼミでピシッと論理的なプレゼンテーションを目論んで励んでおります。
昨年,2005年は我が大学に念願の渡辺パコBOOKsが導入された年でもありました。積極的に購入してもらったのですが,人気が多く,予約なしではなかなか借りれない状況です・・・。
これからの出版活動を期待しております。

Posted by: watazu | January 05, 2006 at 01:13

渡辺さんの本を読ませていただいて、ライフデザインを考え始めました。

「20代のライフデザイン」の出版を予定されているということで、期待しています。

もう20代後半ですが。

Posted by: root | February 25, 2006 at 23:44

rootさん、こんにちは。
「20代のライフデザイン」はすでに第一稿が仕上がっていて、今編集者が本の形に作りかえてくれているところです。
まだ出版時期をお話しできるタイミングではありませんが、ゴールも見えてきているので、ご案内できると思います。
今後は知恵市場のほうをご覧ください。
http://chieichiba.net/

Posted by: paco | February 26, 2006 at 14:20

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