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October 2005

Sustainabilityに関する調査報告書 発表会に行ってきました

イースクエアからの案内で、「Sustainabilityに関する調査報告書 発表会」に行ってきました。

イースクエアと東大の山本良一さんが中心になって、現在の世界のサステナビリティに関する知見を、公平中立に調査し、コンパクトにまとめたという今回の報告書は、日本発のサステナビリティに関する総合的な知見として注目されます。

できあがった報告書はA4版250ページにおよび、現在、世界中の科学者が、自然科学の見地から、環境と持続可能性について考えていることを網羅、報告しています。この報告書自体は、中立を旨としているため、科学としての適性が高いと思われるものを軸に報告していますが、反論、その反論への反論も含めて、十分検討されています。

PDF版がダウンロードできるので、ぜひご一読ください。

そうそう、報告会は経団連ホールで行われ、200人近い人が集まったのではないでしょうか、ビジネスパースン、それもマネジャクラスの方が多いようでした。知り合いの顔もちらほら見えたのですが、あとを急いでいたので、ごあいさつもできませんでしたが。

以下、発表会の主な内容を、その場でメモした走り書きです、参考までに。

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自殺者の増加は政府の責任なのか?

Xさんが提示したイシューのひとつに、「自殺者の増加は政府の責任なのか?」という議論があります。
http://pacolog.cocolog-nifty.com/pacolog/2005/10/15_bb4e.html#comments

これは戦争の議論とは切り離して、政府の責任、というより役割とは何かというイシューとして考えたいと思います。つまり、主に現在の問題として考えたいということです。

で、自殺者の増加は政府の責任なのか、という点ですが、これについて、Xさんは、経済面での理由から、政府の責任ではない、という意見を出しています。

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マツダ:水素ロータリーエンジン車を来年発売

水素エンジン車というソリューションです。

CO2発生量を抑えるということが大きな目標になる中で、エコカーについていくつかのソリューションが提案されています。ハイブリッド、燃料電池、水素エンジン、電気自動車。

水素燃料といえば、燃料電池を思い出します。水素を空気中の酸素と反応させて、電力を取り出し、水を排出する。水素を燃料として、電気でモータを動かして走れば、燃料電池車になります。

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15年戦争とその敗戦は、今日の繁栄の礎を築いえるのか?(新イシュー)

戦争に関する意見をたくさんいただき、ありがとうございます。
これまでのやりとりの中で気になるものをもうひとつ取り出したいと思います。

Xさんは、これまでのコメントの中で

http://pacolog.cocolog-nifty.com/pacolog/2005/10/15_bb4e.html
> 我々日本人はかつてプレイにおいて外国によって追い込まれ、敗れた。
> そのときの体制や戦略についての反省は必要だ。しかし現在の繁栄の
> 礎も築かれた。

http://pacolog.cocolog-nifty.com/pacolog/2005/10/15_1395.html
> 世界はこの戦争をきっかけに人種の平等を建前とし、有色人種の国家が
> 対等にものをいえる情勢になってきたのではないでしょうか。そしてそ
> の恩恵を受けた日本は貿易で栄えることができた。シーパワー国家とし
> て理想に近い姿を達成するために必要な世界情勢を、結果としてあの戦
> 争は作り出したのです。

といっています。

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小泉総理、今年も靖国参拝

今年も靖国参拝が行われました。改めて、この問題を整理しておきます。

総理の靖国参拝にはふたつの面があると思います。ひとつは、アジア諸国との外交問題。もうひとつが日本国民自身にとってのあの戦争に対する責任問題です。これをきっちり分けて考えることが重要ですが、常に議論が混線しているのではないでしょうか。

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15年戦争、親世代からの遺言(新イシュー)

さて、ここまでのところで、15年戦争についてのひとつの問題点が見えてきたので、戦略的な話はそろそろ収束に向かいたいと思っています。

その上で、新たに考えてみたいのは、あの戦争を評価するときの、感覚的な問題です。

Xさんの年齢がわからないのですが、最近の傾向としては、10~20代の若い人たちが、15年戦争を肯定的に考えがち、というようすが見えます。おそらく、小林よしのりの戦争論シリーズや、「新しい歴史教科書をつくる会」の発言などが影響しているのではないかと思いますが、この点は議論しません。

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15年戦争議論のひとつの成果(分岐点)

さんとの間で、あれこれやり取りしてきた15年戦争についての議論が、少しずつ、結晶化してきました。

15年戦争の間、日本は国の運営上、コントロールが効いていなかった部分があり、それが戦争の決断や、戦争終結の判断を鈍らせてしまった。コントロールが効かないのに戦争という大きな決断をしたことを「やむを得ない」と考えるか、「責任感希薄」と考えるかは、Xさんと僕との大きな判断の違いになっています。

コントロールが効かなかった理由は、憲法やその解釈上生じたもので、国のしくみの設計ミスとも言える。けれど、国のしくみは人間がつくるものであり、しくみの欠陥を放置したという問題はある。しかしそれを戦争指導者の責任にできるかは、議論がまだ分かれています。

このあたりは、合意できるのではないでしょうか。

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15年戦争の罪と学び

靖国参拝問題から始まって、昭和の15年戦争(1930年代の満州事変から日中戦争、太平洋戦争敗戦までの戦争)の評価についての議論が続いています。

この戦争を肯定する立場の人(たとえばXさん)は、日本が明治維新、特に日清戦争、日露戦争以来築いてきた国力を、列強の侵略から守るための自衛戦争だったという説明をします。しかし、実際には、この戦争で日本は、国力をスッカラカンにしてしまいました。空襲で工業地帯は完全に破壊され、リンなどの肥料の原料も輸入できなくなったことで、田畑の生産力もすっかり落ちてしまいました。石油/石炭/資源を運ぶための船舶はほぼすべて米軍によって沈められてしまい、国を守る以前に、産業を動かすための資源さえ、運ぶことができなくなりました。

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荒れる人工林、NPOが再生 年度内設立、企業から基金

「荒れる人工林、NPOが再生 年度内設立、企業から基金」という企画が動き出すようです。

慶應の経済学部長が動くというのが、なかなかよいですね。
民有林の杉、ヒノキ林が対象になりそうなプランですが、まずはここから手をつけるのは妥当だと思います。

それとは別に、林業林ではない、雑木林の管理支援のしくみもなんとかしたいところです。

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