原宿ロハス倶楽部、始動
http://www.nissenmedia.com/series/index.php?id=49
今年3月に異業種30社(者)が集まり結成した「原宿LOHAS(ロハス)倶楽部」のビジネスが本格的に動き出した。
という話で、内容的には
衣料品アイテムを中心に先月、都内で行った初の展示会には百貨店バイヤーなど予想を大きく上回る来場者が訪れ、引き続き個別商談会を進めているところ。
①可能な限り健康と環境への負担を少なくしていく②できる限り理想的な領域へと近づける③例え満足できない領域であってもディスクローズする……
ということで、LOHASでもあり、環境商品とも言える領域です。これを突き詰めれば、フェアトレードの方向にも進むのは間違いなく、原宿というメジャーな土地柄で、30社という数がまとまったこと、そして若者などこれまで環境に興味がなかった世代にも強くアピールする条件が整ったことなど、いよいよ環境ビジネスも本丸に入ってきた感じがします。
この動きで特に注目すべきなのは、「その方向性を示す“十カ条”」で、
- 「心とカラダ」に「豊かさ」を与えます
- 「心とカラダ」に「楽しさ」を与えます
- 「心とカラダ」に「優しさ」を与えます
- 「心とカラダ」の「安心」と「安全」を考えます
- 「ヒトと地球」の交流を考えています
- 「ヒューマンホスピタリティー」を考えています
- 「次世代のためのモノとコト」を考えています
- 消費者が「求める新しい価値観」を考えています
- 「地球の恵み」大切にします
- 「培われたヒトの知恵と技術」を大切にします
その多くが「買って着る人のメリット」を訴えていること。そしてそれが「地球」のためにもよい、ということを訴えていて、環境という言葉はひとこともできていないわけです。LOHASという言葉自体も、持続可能という意味はあっても、環境という言葉そのものはなく、持続可能をかみ砕くと「地球の恵みを活かす」「ひとと地球の交流」といった言葉に翻訳した方がよいのでしょう。この倶楽部のコンセプトをつくったひとは、相当理解が深い、と見ました。誰なんだろう?
まだ情報が少ないので、今後の動きに注目です。
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