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尿路結石 顛末記2005

先週の木曜日に持病の尿路結石が再発、3日間、痛みに苦しみました。なかなかすごいことになってますが、前回の4年前の発作に比べれば、ずっとましだった感じです。

7月4日月曜日現在、症状はほぼ快復、今週中には完全に元に戻ると思います(予定(^^ゞ)。

それにしても、まあけっこうしんどい病気です。が、いわゆる生活習慣病の中に入っているガンや血管系の疾病と比べれば、発作の時の症状がひどい割には、ましな病気なのかもしれません。中国に一病息災という言葉がありますが、病気をしない人より、ひとつぐらい持病があった方が身体を大事にするので、長生きするという意味で、そういう人をめざしたいと思います。

こうすれば、改善するらしいよ、という情報をお持ちの方もぜひ教えてください。痛みの最中はひどいのですが、とぎれる時間もあり、結局、石が流れ出るまで自宅で療養するのが一番、ということのような気がします(といっても、はっきり石が出て、回収できたのは、こんかいがはじめてなのですが)。。

ではご希望の方は長い顛末記をお読みくださいませ。

■6月30日(木)

昼過ぎに日経メルマガ取材を受けて、環境経営についてお話ししてから、娘をスタジオに送って戻ってきた夕方。ほっとしつつも、どうも体調が悪い。腰から腿が冷える感じで、下腹が重い。おかしいな~と思いつつも、雑用をやっていたのだけれど、やっぱりやばい、これは結石かも、と妻のbibiにコクハクして、とりあえずふとんを伸して横になる。この時点ではまだ痛みという感じはなく、重たい程度。

実はこれまでも、軽い脇腹の痛み、けっこう強めの痛みはあったのだけれど、結局ひどくなることはなくすんだこともあったので、今回も軽くすめばと淡い期待をもっていたのも事実。でも痛みの感じで横になりたくなることはなかったので、この点がひどくなるとき、軽くてすむときの境界線なのか? 何しろ予兆なし、突然来て、生活のすべてをストップさせてしまう病気なので、始末が悪い。

bibiの対応が早くて、ひどくなる前に鍼に行こう!と、前回、4年前の発作の時に強力に直してくれたY医院に電話してくれた。Y医院の針治療は18:30までということなので、ぎりぎり間に合う。あわてて歩いてY医院へ向かう。この時点ではまだ余裕で歩けたのだ。といってもとぼとぼした感じだけど。Y医院は徒歩10分ほど、学芸大駅近くの開業医で、漢方医の院長と内科医が勤務し、主に高齢者向けのリハビリ施設が売り。1階は主に西洋医学、2階に漢方医院が併設されて、針治療が受けられるしくみ。漢方薬も院長の診断をもとに調合してくれる。前回は、どんなに痛み止めを使っても静まらなかった痛みを鍼1回でぴたりと止めてくれた名医なのですね。

医院の1階で受付しているうちに、みるみる右の脇腹が痛くなってきて、座ってもいられない状況に。1階の診察室で院長に説明するのもへろへろ。すぐに2階に案内され(2階なのにエレベータを使わないと上がれない)、さっそく院長が鍼を打ってくれる(そうそう、ひどい痛みに耐えかねて、ここで座薬を使ってしまう。やな感じだが、痛いんだもん)。鍼というのは本当に不思議なんだけれど、数本の針が刺さるだけで、強い痛みがすーっと引いていくのですね(これは薬によるものではなく、鍼によるもの、薬が効くには早すぎる)。話をする余裕も出てくる。

「前回からどのぐらい?」
「ちょうど4年のはずです」

実は前回、2001年の7月という日付は決して忘れられない。ひどい痛みの発作で、救急車2回、痛み止めの注射、座薬、などなど何を使っても痛みが取れずに、微動だにできない激痛にすっかり消耗して、完全に体調を崩してしまったのだ。あんな目にはあいたくないと、いろいろ調べたり、定期的に専門医にかかったりしていたのだけれど、どうやらこの病気は原因不明、予兆をつかんだり、予防したりすることも困難ということがわかってきて、どうしたらいいのよ、という感じ。それでも、3年、4年になるにつれて、そろそろやばいなーとは思っていたのだ。その前も、だいたい3~5年周期で再発している。本当にしつこいのだ。先月もちょっと様子が変なので、泌尿器のクリニックに行き、勧められて駒沢の国立医療センターでCTをとってきたばかり。腎臓などに異常はないけれど、石はある、でも治療できる大きさじゃない、という診断をもらっているので、今回はこのときもCTに映った石が流れたに決まっている。西洋医学では、石は衝撃波で破砕するのだけれど、少なくとも1センチ以上、2~3センチにならないと破砕の対象にはならないのだ。いつも、どちらか、または両方の腎臓に石粒を抱えている。そんな状態。いつも症状が出る可能性はあるものの、実際には数年に1回で、それも起こるかどうかわからない。ひどい痛みだけれど、専門医に言わせれば「この病気で死ぬ人はいないよ」とのこと。確かに、腎臓病を併発するなどしなければ、結石自体は、石さえ流れれば直るというわかりやすい病気でもある。

「4年ごとに発作じゃたまらないね」

と中国生まれの院長はにこにこしながら他人事のようにいう。

「漢方薬も飲む?」

ここの院長は鍼も漢方薬も、決して無理強いしない、というか強く勧めないし、飲めばこうなる、というようなはっきりした効能もいわない。効果はある、直すためにやっている、というだけなので、不安になるが、ちゃんと効き目があるのは前回わかっているので、二つ返事でお願いする。前回は1ヶ月半ぐらいでやめてしまったのだけれど、

「今回は2か月がつぐらいは飲めば?」

そこに話を聞いていた院長の娘さんの女医がやってきて

「1か月半で4年もったんだから、2か月飲めば6年間が開くよ」

ってもう、人の身体を賭の対象のようにしておる。

「発作が起きるのは6月あたりなので、毎年そのあたりで1か月ぐらいのむというのはどうかな?」

と逆提案。それはいいかも、と合意がついた。

40分ほどの針治療で痛みはすっかり治まり、健常人に。さすが、魔法みたいですね。といいつつ、鍼治療代10,500円、自分専用の鍼を購入する必要があり、プラス5250円。こちらは保険はきかない。別に、発作の時にはいつももらう座薬の痛み止め(ボルタレン)を5つだしてもらって、「8時間以上あけてください、ひどくなる前に使った方がいい」というアドバイス。

bibiとゆっくり歩いて家に戻り、ほっと一息。娘の迎えに行かなければならないが、これは妻の父に頼むことに。この時点では、「今回は対応が早かったから、これで軽く直るぜ」と安易に思っていたのだけれど、やっぱり甘かった。

寝るころまではよかったのだけれど、明け方、痛みで目が覚め、うなるほどに。前回、じっとしているとよけいに痛くなるという経験をしているので、痛みに耐えて立ち上がり、歩き回ってみたり、体勢を変えたり。発作が起こるとどうしても家族に負担がかかるので、寝ている妻はなるべくおこしたくないが、孤独に、いつ終わるともしれない、息も止まりそうな強い痛みに耐えているのもつらい。

気を紛らわすべく、TVをつけると、サッカーが。コンフェデ杯決勝?と思ってみていたのは、世界ユースのナイジェリア対アルゼンチンだったけど(朝になってわかった)、ユースとはいえ、日本のナショナルチームよりずっとスピードもワザも冴えていたぞ。

1時間ほどがんばってみるが、ついにたえきれずに妻をおこすと、「救急車読んでも、結局痛み止めの注射をするだけだしね。暖めようか」ということになり、熱々の蒸しタオルを背中に当ててくれた。これがけっこう効く。熱さに紛れて、ということもあるが、痛みが軽くなり一息つける。これを何度か繰り返しつつも、結局収まるところまでは行かず、4:30頃、再び座薬(2回目)。しばらくすると座薬が効きだして、眠れた。ほっ。前回4年前は痛みが強すぎたのと、薬を使いすぎ、途中から座薬も効かなくなって、絶望感でよけいに痛みが強くなり、という経験をしている。痛みというのは、かなりメンタルな部分に影響されるのは間違いない。

■7月1日(金)

痛みを薬で止めている状態なので、9時になるのを待ってY医院、タクシーを呼んで。針治療2回目。鍼を打っているあいだに痛みの場所がずれて、先生も苦笑しながらうち替え、結局2時間近く。帰りもタクシー揺れがつらい。くるまって揺れるね~。

明日はA社の研修講師の仕事が入っているのだけれど、さすがに無理(昨日は淡い期待を抱いていたが)と覚悟を決め、キャンセルのメールを打つ。仕事で大きな穴を開けたことは初めてのことで、痛恨。

19:00ごろ、再びひどくなり、座薬(3回目)。今回はときどきは起きられるぐらい痛みに波があるので、まあましか。

IMGP5341夕方、bibiが漢方薬を引き取りに行ってくれる。1日2回×2週間分=37,500円と高価。院長が無理に勧めないのもわかるねえ。ここの漢方は、最適の方法で生薬を機械で煎じたものを、1回分ずつパック詰めして2週間分くれるので、のむだけなので楽。といってもまずい。

■7月2日(土)

朝日新聞社の研修をキャンセル。してよかった。明け方4:30頃から痛み出し、7:30頃、座薬(4回目)でなんとか納める。朝食はつくることができた。12時すぎに自力で歩いて吉永医院へ行き、鍼、3回目。帰っていたくなったりしつつも、自力で戻ってくる。午後も、一進一退。16:30座薬で落ち着く。ふう。夜は明け方まではねられるが、日の出時に痛みでおきる。

ひとりでタオルを濡らし、電子レンジに1分、別のタオルで来るんでふとんに倒れ込み、背中に当てて肩で息、ほっと一息のあと、タオルが冷めるとまた痛みが始まり、の繰り返し。つらいね~。

■7月3日(日)

ダイナマイトセミナーキャンセル。してよかった。

朝から寝たりおきたりだけど、なんとかひどい痛みは蒸しタオルとマッサージでなだめられる範囲。

IMGP5323午後、トイレで尿と一緒に石が出る! 割り箸で取り出し、捕獲。3×2ミリほどの三角形、褐色、固い。痛いわけだぜ。あとはじょじょに快復。ほっ。

日暮れ時、雨が降り出しつつも、都議選の投票にも行けたので、よかった。

■7月4日(月)

久しぶりにぐっすり眠れた。右の脇腹、というか背中側に、違和感があるものの、ほぼいい感じ。近くのダイエーまで買い物に行ってみると、やっぱり体力はけっこう落ちてる感じ、痛みに耐えるというのはかなり体力を消耗するのだ。まあ2~3日で快復するでしょう。

ご迷惑をおかけしたみなさん、大変もうしわけありませんでした。
今後はさらに注意して、体調万全をめざします。m(_ _)m

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Comments

タカユキです。先日は僕のブログに遊びに来ていただきありがとうございます。顛末記を読ませていただきました。読んでるうちに段々心配になって、イヤな汗をかいてしましました(苦笑)
pacoさんのご健康を心よりお祈り申し上げます。

Posted by: タカユキ | July 04, 2005 at 21:50

こんにちは。以前、子供のことなどでいろいろアドバイスを頂戴しましてありがとうございました。お蔭様でなんとか、がんばっています。

びっくりしました!! pacoさんと同じ頃に私も腎臓結石で苦しんでいたのじです。ある意味光栄です(笑) 
私の場合はエコーには写るけどCTには写らないほどの細かくて柔らかめ(?)のだそうです。できたてのホヤホヤだったんでしょうかね。初めてのことなので当惑しました。で、やはり積極的な西洋治療法はなく、「命泉水」奇跡の水というのを飲み、気功の先生の遠隔治療とかでしのぎました。まだ、右腹に少し痛みは残りますが、君津の天然温泉に入ると和らぎます。命泉水というのは、日本の南アルプスの「ルルドの泉」動物版という感じで、結石を流すコツはちびちび飲まないで、朝晩に一気に大量に飲むということらしいです。
激痛はそれで2日くらいで良くなりました。ストレスと疲れがピークになっていたので、仕事を休んだのも良かったと思います。
ある方に、この病気は気を遣う人に多いと聞きました。pacoさんもどうぞお体ご自愛くださいませ。(*^.^*)

Posted by: 千葉亀山湖近くの泰子 | July 25, 2005 at 14:20

泰子さん、コメントありがとうございます。

まさか、ご同病さんだったとは。女性には比較的少ないと聞いていたのですが、今回ブログに書いてみたら、別の女性からも「私も」という話をもらったりして、認識を新たにしました。

エコーには映るけど、CTには映らないというのもあるんですねえ。

流石茶だとか、いろいろあるようですね。僕の方は、漢方を1か月のみ、その後はもう「直った」ことにしてますが、定期的に漢方で流してみようかと思います。

Posted by: paco | August 01, 2005 at 20:48

始めましてこんにちは(・∇・)尿路結石で検索をかけていましたらこのサイトに出会いました♪私は8月18日に初めて、発作的な痛みで救急車で運ばれ、(東京医療センター)尿路結石ということが判明してとまどっていたところです・・・。主様とご近所なのでしょうか?Y医院も近いので行ってみようかなと思いました~情報をありがとうございます。

Posted by: なみ | August 23, 2005 at 14:23

大変でしたね。僕も5~7月ぐらいが発作のリスクが高い時期で、やはり暑くなり始めて水分が不足するのでしょう。気をつけているんですけど、来るときは来ますね。
初めてなら、よけい戸惑いが大きいと思います。しかし、痛みの割に、病気としては重くないようなので、パニックにならないのがよいみたいです。
何かききたいことがあれば、直メールもかまいませんから、聞いてください、わかるとは限りませんが。
学大の吉永医院もいいですが、日常的には駒沢通りの五本木クリニックも泌尿器専門です。総合病院は時間がかかりすぎるので、日常的な相談はここに行っています。

Posted by: paco | August 23, 2005 at 16:02

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