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Alfa147、first impression! -6- 「エンジン」

IMGP5184走行距離は1300kmを超えて、慣らしも終了ということになり、先日、初回1000km点検とオイル&エレメント交換をすませてきました。

で、いよいよお楽しみ!ということで、八ヶ岳の麓の道でちょっと過激に遊んできました。あ~こういうことでガソリンを使ってしまう私をお許しください。

で、今日はエンジンということで、ようやく前回、ベタ踏みまで回したのですが、あ~なるほど、これがアルファのエンジンか、と納得しきり。説得力のあるエンジンでした。

IMGP5110IMGP5109ツインカム16バルブ、可変バルブタイミングとなると、やはり高回転型、回すほどにトルクが出てくるタイプを想像するわけですが、実はトルクピークは4000回転前後、5000~6000はトルク自体がもりもり来るわけではなく、若干落ち気味、というセッティングになっています。低速トルクがあるので、都内の渋滞でもトルク不足になることはなく、どこのギアに入っていてもそれなりに加速してくれるという柔軟性を持っています。

トルクピークは早めに来るとは言っても、アクセルを踏んでいれば、どんどん回転をあげるし、回ることにまったくストレスがない。いわゆる回りたがるエンジンです。そして何よりアルファらしいのは、音。「アルファサウンド」とフリークたちは言うのだけれど、ノイズでもなく、ノート(楽器などの音)でもなく、サウンド。五感、特に耳に訴えるようにチューニングがされていて、3000回転から回転をあげるにつれて、音質を変えてたかまっていくサウンドは、ドライバーもパッセンジャーもわくわくさせます。で、その特徴はというと、高性能エンジンというと、普通は重低音の、ボボボ、とかバババという音で雰囲気を出すのですが、アルファは低温はあまり強く押し出さずに、中音から高音、特に高音が響くような音のチューニングがされているのですね。F-1の中継を見ていると、ひゅーんと言うジェット機のような音がするわけですが、まあF-1とまで言うつもりはないのですが、低い音で雰囲気を出すのではなく、高めの音が盛り上がっていく。これは独特です。こういう音でエンジンの高まりを伝えてきたりするので、アルファは「官能的」と表現されたりするのでしょう。

アルファを買うまでは、「官能的なんて言うけど、大げさな。マニアの思いこみか?」と思っていたのですが、こうして自分で乗ってみると、官能的という表現の意味がわかるのですね。

もうひとつ、特徴的なのがスムーズさ。4気筒エンジンは、豪快な切れ味はあるものの、6気筒以上のエンジンに比べるとなめらかに回るスムーズさに欠けるのが普通です。世界で一番すばらしい6気筒といわれるBMWのストレート6に乗るとわかるのですが、本当にスムーズで、さらさら~と絹が擦れ合うようなスムーズさでエンジンが回っていく。これが上質感になっているわけです。

アルファの4気筒エンジンは、4気筒特有の振動を抑えるために、バランスシャフトが備わっていて、振動を打ち消すようにバランサ(おもり)が逆位相に回転するしくみになっています。バランスシャフト自体は日本でもかつて三菱のシグマなどのエンジンにも搭載されている古典的な技術なのですが、実際にその効果がこれほどよく出ているエンジンは初めて。確かに6気筒8気筒のなめらかさとは異質なのだけれど、さらさら~シュルシュル~とムダな振動なしになめらかに回っていく感じは、はっとさせられるし、そのなめらかさでサウンドを響かせながら、どんどん回っていくのは、確かに「官能的」という言葉がぴったりなのでしょう。

さらにもうひとつ、アルファのエンジンの特徴は、ピックアップの鋭さ。パートスロットルからアクセルを踏み込んだときの、エンジンの反応が実に早く、鋭い。このきびきび感がまた、スポーティなのですね。ふつうのクルマではアクセルとエンジンがケーブルでつながっていて、アクセルを踏むとケーブルが引っ張られてエンジンのスロットルが開く、というしかですが、現代のアルファはアクセルとエンジンのスロットルの間は電線でつながっていて、途中にコンピュータが入っています。その時のアクセルの踏む量(深さ)、踏み込む速さ(ぐっと踏むか)、クルマの車速、ミッションの位置などを総合的に判断して、ドライバーの踏み加減に込められたいと似応えるようなスロットルのコントロールをするようになっています。これをDrive by Wireというのですが、このときのコンピュータのセッティングが、たぶんペダルとスロットルが直結しているときより、よりドライバーの意図を組むように、多めにスロットルをあけるなどしているのかもしれません。ドライバーの意志のママに雨後しているように見せるテクノロジーの使い方をしているわけです。

という美点はあるものの、じゃあ、力があって速いかというと、しょせん150馬力だし、加速性能も0→400m加速で17秒台前半というデータで、現代のスポーティーかといしては遅くはないけど、凡庸。めざましい性能とはとても言えないけれど、乗っている人をわくわくさせる仕掛けが詰まっているエンジン。それがアルファのエンジンなんだなあと思います。

国産の高性能車だと、おとなしい車種なのに、ATのアクセルを踏みつけにするだけで、誰でもゼロヨン15秒台などというクルマもざらにあるのだけれど、そういうクルマが好きな人から見ると、アルファなんて、名ばかり、中身がない、と思うんでしょう。でもオトナのクルマ選びとしては、公道を走るクルマに絶対的なスピードを求めて意味がなく(というよりはやめてほしい、かな)、絶対的にはそれほど速くなくても、乗っている人が気持ちよく、速く走っている気持ちになり、満足感がある、という設計のほうが、うれしいわけです。車に乗せられて誰でも速く走れて、でもその割りに速く走っている気がしない、ということが、技術の勝利といえるのか? という前提が、アルファのエンジニアにはしっかり共有されているのでしょう。ドライバーの感覚を満足させることが最優先、という独自の設計思想が、アルファにはあるのでしょう。

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