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六兼屋の初夏

六兼屋は、遅い春が一気に初夏になるという高原らしい気候なんですが、初夏本番です。庭の宿根草が、去年の秋に枯れた茎や葉の間から新芽を覗かせていて、いっきに背伸びしはじめました。

秋、10月も末になると、それまで咲き誇っていた花たちもみな力をなくして、12月にはすっかり枯れ草になってしまい、あ~枯れちゃったという感じなのですが、この時期になるとちゃんと復活して、若々しい芽を出し、茎を伸ばし、花をつける姿にいつも感動します。小さな花は可憐だし、いまごろ芽を出したのが夏には背丈を超えるほど伸びて大輪の花をつけるマーロウ(葵)のような植物もあります。その生長力には毎年驚かされます。

枯れた株から復活する宿根草もすごいのですが、こぼれ種で増えていく1年草にも驚かされます。去年すごかったのはジャーマンカモミールで庭の入り口あたりを選挙して一面甘い香りと真っ白な花で満たしました。夏までには花も散って、こぼれ種を落として早々枯れてしまうのですが、そのこぼれ種が、翌年の今頃、土の中から芽をどんどん出すんですね。今年も出てきました。

元気よく復活する植物がいる一方で、いつの間にかいなくなる人もたくさんいます。「去年はここにいたよね~」とbibiと話しつつ、やっぱり死んじゃったみたいだね、と残念がるブラックマロウもあれば、去年から勢いをなくしていたラベンダーは今年はますます元気がなくて、困ったなーというものもあります。去年はタンポポばっかりだったところに、今年はナズナ(ペンペングサ)ばっかりはえていることもあります。

ここ5年、せっせと植え続けた木々のほうは、かなり定着率がよくて、買った苗も雑木林から移植した若木も、80%ぐらいは根が付き、今年はどの木も安定感のある育ち具合で楽しみです。

特に今年楽しみなのは、たくさん花が咲き、小さな実をつけ始めたアンズ。少し多すぎるので、摘果して、数を減らしつつ、大きく育てた方がいいかなというぐらいのできです。

ラズベリーもブラックベリーも元気いっぱいなので、たっぷり収穫が楽しめそうです。

といいつつ、そういった楽しみを味わうためにもやらなければならないのが雑草との戦い。今の時期はタンポポが最大の敵で、黄色い元気のいい花が憎らしく見えます。庭が広すぎて、「これはとても雑草にはかなわない」と絶望的になるのですが、やってみると2時間ほどで結構な面積がきれいになるので、あきらめずに、のんびり庭と付き合っていこうと思います。

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