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April 2005

鉄道事故と車両の軽量化、というか、慎みのない報道の危険

JR福知山線での悲惨な事故の報道も一段落してきたようですが、報道で気になったことをひとつ。

毎度のことではあるのだけれど、TV報道は性急に過ぎて、危うさがあちこちに見られました。特に事故の初期から半日ぐらいたって、事故を報道する「絵」が出そろってきたころで、取材のカメラ位置も決まり、ヘリも回っていて、出てくる絵に変化がなくなってくると、「評論家」や「専門家」が出てきて、あれこれコメントを始めます。そうなると、事故の原因について司会者が聞きたがり、はじめは控えめだったのが、だんだん評論家や専門家が饒舌になってきて口の滑りがよくなってくると危ない。聞く方も大胆になってきて、最初は「現段階で考えられることは……」といっていたのが、だんだん「おそらくこうだ」になり、次第に結論じみてくるわけです。

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Alfa147 決めました

147_frontpacoの車お悩みレポートを楽しみにしていただいたごく一部のみなさん、お待たせしました。決めました(^o^)/~~

Alfa147 2.0 Twinspark Selespeed

が正式名称です。いわゆるドノーマルの147ですね。

まあこれまでのレポートよんでいただければわかるとおり、もともと147は「やっぱこれかな」という最有力候補だったので、落ち着くところに落ち着いた、という感じですね。ボディカラーは赤、シートがベージュ、という組み合わせにずっと乗りたくて、3年前にゴルフを買ったときもこれを希望していたのだけれど、結局その組み合わせがなくて買えず。ボディの赤と内装のベージュ、どっちを優先するかでは悩み、結局内装重視でグリーンのゴルフにしたわけです。

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アルファロメオ、さらに続く

例によって、次期リゾートエクスプレスの選定ですが、楽しく難航しています。とはいえ、だんだんしぼられてきました。

金曜日に、前から気になっていたアルファ156セダンの新古車340万円というのに試乗してきました。赤ボディ、内装ベージュのレザーシート、という希望の組み合わせで、2004年12月に登楼した新古車、走行距離は1000キロをちょっと超えているので、デモ用に使っていたクルマでしょう。

次の車検まで2年半残っているし、状態は新車に近く、価格は、420万円→340万円ということで、けっこうおいしい選択です。今回は上限350万ぐらいにしようかなと思っているので、新車の156はやはり予算オーバーなのです。カネがない~というもありますが、そんなにクルマにばかりかけたくないというのもあるので、無理をして新車の156を買うこともない、でもこの新古車なら射程圏、ということで、けっこうそそられました。

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あすか会議、盛況のうちに終了

今日、24日はグロービス発案の「あすか会議」でした。本当は昨日、23日と今日の2日間なのだけれど、僕は昨日は亜細亜大で授業だったので、けさ早朝ののぞみで京都経由、奈良に入り、会場の飛鳥荘に10過ぎに到着、11時からの「環境」セッションのパネラーを務めました。ゲストスピーカーに星野リゾートの星野社長を迎え、環境担当の塩手さんも駆けつけて、僕とのあいだでパネルディスカッションと質疑を行いました。

受講生の参加はGDBA生(グロービス独自のMBA)、レスター単位互換MBA生など70人ほど、パネラーとゲストスピーカーを入れて総勢90人近く、という大がかりな会議になりました。

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中山文科相、ゆとり教育を謝罪、だって

pacolog!でも知恵市場コミトンでもたびたび取り上げている「ゆとり教育」問題。今度は文科大臣が中学生に謝罪、だって。

本人は「よくないと思ったことはきちんと反省する」とか思っているのだろうけれど、実態は「ろくに努力もしなかったからうまくいかなかったのに、それをごまかすためにカッコをつけていい人ぶりっこしている」ということです。

総合学習が機能していないのは、教師の努力不足と、文科省の指導力不足が原因です。きちんと指導をしている学校は子どもたちの評価も高いし、親が見ても成長がはっきりわかるほど、説明する力、調べる力、グループワークの力などが育っています。総合学習でどんな力を育てるのか、という点についてのコンセンサスがあいまいで、それをすべて文科省が現場に任せきりにしたことが大きな問題で、総合学習そのもののねらいが違っていたわけではありません。

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グロービス社長、堀さんのメッセージから

グロービスの社長、堀さんが、「中国と韓国の友達へ。Dear Friends in Korea and China」と題するメッセージを日本語と英語で発信していました。


で、僕は以下のコメントを残してきたのだけれど、この問題、先送りせず、考えていかなければならない問題です。

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「Ver.1.5」by B.E.D

B.E.dはGOTAこと、屋敷豪太とボーカルのクロエ・メイヤーズを中心とするユニットで、GOTAは1980年代から日本のクラブシーンをつくってきた「日本のクラブミュージックの創始者」なんだそうな。

僕自身はクラブミュージックだとか、GOTAだとか、細かいことはあんまり知らないんだけど、このアルバムは、かなりと気持ちがいい作品に仕上がっています。最近のCD購入のお約束は、FMを聞きつつ、気に入ったものを携帯かwebでチェックして買う、というパターンなんだけれど、アルバムを買って聞いてみると、どれがJ-WAVEで聴いた曲か忘れてしまったのだけれど、たぶん「Before I Leave」じゃなかったかな。

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GOLF V GTX 再び

クルマネタ。

ゴルフV(現行モデル)のGTXに再び試乗に。
前回は冷やかし半分で僕一人で行ったのだけれど、今回は購入も考えているタイミングということで、bibiにも乗ってもらおうというわけ。

改めて乗ってみると、やっぱりよくできてる。今乗っているIVより少し広い室内、かっちりした質感によるプレミアム感、速いエンジン、スムーズなシーケシャルミッション(DSG)。太いタイヤを履いているけど、それを感じさせないよくしつけられたサスペンションと、スムーズな乗り心地。

たしかによくできてる。

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君が代斉唱、声量まで行政が管理する時代

卒業式などで、学校教職員が君が代斉唱を行うよう、国が求めていて、従わなかった人を処分するということになったわけですが、今度は、歌うだけではなく、声量も管理するという話。

「響き渡るような声で」歌っているかどうかをチェックして報告、というこのニュース、みなさんどう思いますか?

国歌なんだし、歌ったっていいじゃない、という考えもあるし、実際、うちの娘なんか、式で歌うようになった最近まで、君が代の存在も、まして歌詞やメロディも知らない、ということになっていて、学校でやらないということとはこういうことなんだな、と思うわけです。僕らが子どもこのころのほうがずっとあたりまえに君が代は歌われていて、それが、その後の30年ぐらいですっかり歌われなくなったことがわかります。

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「京都議定書目標達成計画(案)」に関するにパブリックコメント

首相官邸で議定書の目標達成計画についてパブリックコメントを求めていたので、以下のようなコメントを上げておきました。

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本計画については基本的に賛成です。

広範囲で複合的な施策をとり、積極的に国際的な責任を果たすことは、日本が世界に果たすことができる重要な役割であり、こういった国際公約を積極的に果たすことが、世界から尊敬される日本につながることでしょう。

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トヨタ,ハイブリッドを高級車にも搭載

トヨタはついにハイブリッドシステムを主力商品にするつもりです。

初代プリウスの発表からたった8年。トヨタが見つけた水脈は、本当に豊富な水量を誇るものだったのですね。

ただ、忘れてならないのは、プリウス開発に際して、トヨタは徹底的に自前の技術にこだわったという点。モーターやバッテリー、制御ソフトウェアなど、主要技術のほぼすべてを自前でつくった。特にモーターを内製するストーリーは感動的ですらあります。

開発段階では、モーターメーカーに協力を依頼し、外注も考えたのですが、プリウスに必要なスペックのモーターをつくっているところが少なく、あっても高価。これなら自分たちでつくれば絶対安くつくれる!とかくしんする。と、確信してしまうところがすごいですね、分野は違っても、モノづくりのプロとして、これならつくれると判断する力量がすごい。でも、こういう見切りは、どの分野でもプロの誇りがあればできることなのだと思います。

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日本アニメ、外交に一役だって

日本のアニメはすごいです。
というより、世界の中での、日本のプレゼンスと言うことを考えた場合、今までは経済的なプレゼンスが圧倒的で、これからは政治的なプレゼンスが必要、という雰囲気になりつつあるわけだけれど、実際のところ、文化的なプレゼンスがこのふたつを圧倒しつつあるという点に注目すべきです。

アニメやゲームが世界の若者共通の文化になりつつあり、おそらくあと20~30年ぐらいして、今の10代20代が世界の一線でビジネスを展開するようになると、「君もドラゴンボールで育ったの?」という話が人のつながりを加速して、ビジネスのつながりもつくる、という時代が来るでしょう。

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アルファロメオ NEW147に乗ってきました

クルマネタです。このネタは一部の人に受けているらしく、時々あった人から「クルマはどうしました?」と聞かれるので、中間報告です。

アレーゼ田園調布の営業さんから誘いを受けて、マイナーチェンジをへた147に試乗してきました。主な変更点は、精悍になった顔つき、コンフォート仕様のサスペンション、オーディオのスペックダウン(BOSE標準→9万円のオプション)、クラッチレス・マニュアルトランスミッションである「セレスピード」の設定変更など。で、一番注目のサスペンションは、なかなかよくなりました。ゴルフ並み、とまではいわないまでも、かなりしっとりした乗り味になり、かつスポーティ感は損なわれていないという欧州車らしいセッティングです。

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「となり町戦争」読みました。

三崎亜記の小説「となり町戦争」。

<ある日届いた「となり町」との戦争の知らせ。だが変わらぬ日常に、僕は戦時下の実感が持てないまま。それでも“見えない”戦争は着実に進んでいた。「清澄な悪夢」「傑作」と選考会騒然の衝撃作!>

と紹介されているのだけれど、たしかになかなかおもしろい。帯には、五木寛之と井上ひさし、高橋源一郎が絶賛のコメントをしているのだけれど、五木寛之が評価するのはよくわからないけど、高橋源一郎と井上ひさしが評価するのはとってもわかっちゃう、というようなちょっと空想的、かつ現実離れした物語。

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「paco」はエスペラント語で

今日はたまたまネットで検索していたら、pacoがエスペラント語で「平和」という意味だという記述に出合いまして、あららーと運命を感じてしまいました。読みは「パーツォ」と読むそうです。こうなると、なんか、中国語みたいな感じですが。

僕の戸籍名は「和幸(かずゆき)」といって、pacoにした理由として、「音読みするとwakoなので、wをpに変えたんです」とかいったりするのですが、これは後付の理由。本当は、コンセプトや意味ではなく、ノリと語呂のよさでつけようと思い、目の前にあった「パソコン」を短縮してつけたんですが……。

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今年も亜細亜大学!

去年から亜細亜大学でひとコマ、ロジカルシンキングのクラスを持っているのですが、今年もクラスがはじまりました。大学のほうに無理を言って、通常は毎週90分×12コマのところ、土曜日3日間の集中講義にしてもらっているのですが、まあもともとの約束は夏休みに八ヶ岳で集中講義という話だったので、僕もちゃんと妥協しているのですよ(^^;)

学生は、4月1日に入学式をやったばかりの、女性が多めの50人。経営学部ホスピタリティ専攻ということで、フード、観光、ホテル業界に就職を希望する人たちです。高校生から大学生になったと思ったら、いきなりヘビーな科目と、ネット環境をバリバリ使った授業がはじまるということで、アチャーという(^^;)をしていましたが、でも話にもよくついてきて、なかなか優秀です。しっかり育てて、有名大学出身者を脅かす人材を輩出したいものです。

内容は学生向けにアレンジしたピラミッドストラクチャになるのだけれど、今年は特に、問題発見と課題設定力、つまりイシューと枠組み、対立点の発見に軸足を置いたクラスにしようと思っています。外見はちゃらっとしてますが、中身はしっかりしている子たちなので、ついてきてくれるでしょう。

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「池袋ウェストゲートパーク」読みました

石田衣良の出世作「池袋ウェストゲートパーク」シリーズの1と2を読みました。
「池袋ウエストゲートパーク」
「少年計数機 池袋ウエストゲートパーク2」

いやーなかなか読ませます。石田衣良は、もともとはNHK「真剣10代しゃべり場」に出ていて、おもしろい人がいるなあと注目していたのですが、その後、リクルートのフリーペーパー「R25」にインタビューが載っていて、やっぱりねえという経歴で、と思ったら、auの携帯で作品が読めることがわかったので、携帯でデジタル版を買って、読みました。携帯で読書は、なかなかよいです、軽いし、いつでも読めるし。難しい本は向かないけれど、物語なら読みやすいかな。

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