VW GOLF GTXに乗ってきました
今乗っているクルマを担当してくれたVWの小島さんから電話をもらって、GTXが入ったから、乗りに来ませんか?というわけでいそいそ出かけてみました。
いやーすばらしいクルマでした、非の打ち所なし、という感じかな~。まず、速い。2Lターボエンジンは低回転からトルクがもりもりで、3リッターエンジンを積んでいるみたいなトルク感。それでいて、大排気量エンジンと違って軽快さも持っていて、軽々と回転をあげていきます。しかも静か。よく聞いているとターボのひゅーんという音が聞こえてきますが、意識しなければ、気がつかないかも。上も5000回転までは文句なしのトルク感。その上はややトルクは落ちるものの、6500のレッドゾーンまできっちり回る特性です。
もうひとつのこのクルマの売りは、DSGと呼ばれる、クラッチレスマニュアルミッション。6速マニュアルミッションに、電子制御クラッチを組み合わせて、シーケンシャルにシフトアップ/シフトダウンをしてくれる、新世代オートマチックなのだけれど、この挙動が本当に洗練されているのですね。発進時のクラッチミートが、とルコンを使ったふつうのATとちょっと違うかなと感じる以外は、乗っていてこれがDSGだと感じることはおよそなし。手動でシフトダウンすると、本当の間髪を入れずチェンジし、しかも勝手にエンジンを吹かしてぴたりと回転を合わせてくれるので、ぎくしゃくしたところはいっさいありません。減速の時にアクセルオフしておくと、これも勝手にシフトダウンしていくのですが、その挙動もまったく自然で、実に洗練されています。アルファロメオのセレスピードは、マニュアルミッションであることを理解して積極的に使わないとぎくしゃくしてくる感じなのですが、DSGはもはやふつうのATと言ってもいい挙動で、ある意味つまらなくさえあります。
ターボエンジンとの組み合わせはすばらしい加速感をまったくの不安なくこなすので、免許がいくらあっても足りないかもしれません。
45プロファイルのタイヤを履いているにもかかわらず、乗り心地も自然で、ごつごつしたところは最小限、このサスでこれだけのトルクを支えていると思うと、チューニングレベルの高さに感心します。
価格は365万円と高いのですが、ナビやレザーシート、電動シートなどを標準装備していることを考えると、内容に対しては妥当、むしろ安いかも。ゴルフはリセールが落ちにくいので、3~5年所有して売ることを考えて残すとは、かなりお買い得といえるかもしれません。
検討中のアルファ147と比べちゃうと、このクラスのスポーティミニでは合理的な判断ではゴルフGTXの敵はいない、という感じですが、そこはアルファ、パッションの部分では侮れない魅力があります。
それにしても、マイナーチェンジを4月に控えているというのに、未だに内容や価格の連絡が来ないのが、やっぱりね~という感じ。商売っ気ないんだよね。
ちなみにゴルフは6月にGTIがでる予定。エンジンとミッションは共通、サスのチューニングは少し変わるかも、外観はかなりこれ見よがしなスポーティさになる、価格はナビなどが省かれる分、安め、ということでした。ただし、ベージュのレザー内装にこだわりがある僕としては、GTIがでていても、GTXを選ぶかも。
ということで、いろいろ考えるのは楽しいな。
カーアンドドライバーの記事はこちら。
ゴルフGTX&GTI
新アルファ147
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