中野ブロードウェイにいってきました
お彼岸だったので、母を連れて父の墓参に。母親と墓参りにいくなんて、何年ぶりだ?? いたって、親不孝者のpaco。母は今年80歳、去年の大晦日に不注意で頭を打って1日入院するなど、体調を崩していたのだけれど、どうやら元気になってきたみたいでほっとしています。
その帰りに中野ブロードウェイに寄ってきました。
ここは知る人ぞ知る、「趣都」。趣味の都で、すっかり有名になったアキバこと秋葉原に次ぐ、世界第二の趣都と言えるでしょう。
フィギュアやキャラものグッズ、ブランドウォッチ、コスプレショップなどが猛烈に並び、その頂点に君臨する総本山が世界に冠たるまんだらけ。その心臓部たる買い取りセンターは、ラインが5本もあり、キャスター付きのカートに持ち込んだ漫画やらキャラものをおいて並び、順にカウンターに向かっていくというシュール&システマチックなやり方で、ガキどもが整然と並んで手持ち資産をキャッシュに換える順番を待っています。そのほか、あちこちの「信者」から宅配便で届けられた宝物が山積みになり、査定を待っている状況は、とっても未来的です。
趣都の価値をわからないものにとっては、この狭い門前町を埋め尽くす、食玩のおまけやキャラクタードール、フィギュア、コミックたちがなんでこのような値段で売られているのか、まったく理解できないでしょうが、このすさまじい集積こそ、ガラクタを冨に変える呪術なのでしょう。
ちなみに今日の僕の戦利品は、アポロ11号の月着陸船(300万円)と、大阪万博の「お祭り広場と太陽の塔」(200万円)。どちらも狙っていたものなのでラッキー。
キャラものやフィギュアなど、どうでもいいものをこれだけ熱心に作り出し、世界観を作り、それを高い金を出して消費する人々がこれだけのマーケットを形成している。そのことを、軽視したり、見て見ぬふりをする人たちが多いのですが、僕はこの手の、マーケットは、これから日本をリードする新しい産業になる可能性を秘めていると見ています。特に、これから成長してくるアジア各国で、キャラクターやフィギュアを消費する行動は、ひとつのスタイルになっていくでしょう。日本の強みはモノづくり、だとか、技術立国だとか言っている人たちは、まったく新しい産業と文化の前に圧倒されることになるかもしれません。アニメ、コミック、J-POP、ダンス、ゲーム、ストリートファッション。こういった、今アンダーグラウンドな部分から、世界から尊敬される新しい文化や習慣と、ビジネスが生まれてくるのではないでしょうか。
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