フィオリーナ、HPを辞任
米国HPのカーリーフィオリーナが辞任。才色兼備、というだけでなく、実は彼女は学生時代、中世史を専攻していて、社会的歴史的視野でスケール感のある発言ができる、数少ない知性あふれる経営者(それも世界トップクラスの)でした。9.11のあとも「宗教間の対立をあおるな」という趣旨の発言をしていたし、インド洋津波のあとも、社内で募金をしたり、ボランティアにいくことを奨励していたと聞きました。
ちなみにフィオリーナとカルロス・ゴーンは同年齢の1955年生まれ、僕の姉と同い年です。
彼女が米国ビジネスの最前線から、これで去ってしまうのかどうかはわからないですが、ともあれお疲れさま&しばしの休息がよいかも、ですね。
HPのフィオリーナ会長辞任 パソコン部門不振で引責か
http://www.asahi.com/business/update/0209/109.html
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米パソコン大手のヒューレット・パッカード(HP)は9日、カーリー・フィオリーナ会長兼最高経営責任者(CEO)が辞任すると発表した。
フィオリーナ会長は99年にCEOに就任した。02年には、創業家から強い反対を受けながら、パソコン大手コンパックとの合併を断行した。しかし、その後もパソコン最大手デルとの激しい競争が続き、パソコン部門の収益が厳しい状況が続き、社内外の批判にさらされていた。昨年8~10月業績ではパソコン事業の営業利益は7800万ドルにとどまっていた。一方で、世界のパソコン市場では市場シェアで、首位のデルに差を広げられていた。
フィオリーナ会長は、米フォーチュン誌の選ぶ最も影響力のある女性経営者の首位に選ばれるなどし、同社のみならず米ビジネス界で女性経営者の顔的な存在だった。 (02/09 23:27)
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