自衛隊を撤兵させよ
ついに恐れていた事態が現実のものに。イラクで民間人3人が拘束、自衛隊撤兵を要求。日本政府は「復興支援を続ける」といっているけれど、完全に思考停止している。イラクは「復興」のタイミングではなく、完全な戦闘が続いているわけで、これってたとえてみれば、昭和20年3月、もうすぐ米軍が絨毯爆撃してくるかもしれない東京で新築工事をはじめたものの、呆然と空を見上げているようなものだ。
自衛隊が撤兵してもテロリストは人質を殺すかもしれないけれど、日本が「戦争ではなく、復興支援に来た」ということはイラク市民に伝わる。撤兵しなければ、人質を残虐な方法で殺害し、詳細なビデオを撮影し、インターネットで垂れ流すことになる。僕らはその映像を目にしなければならないのか。
市民を守れない国家とはなんなのか。市民より政府を守る国家に、日本は再びなってしまった。もしかしたら、太平洋戦争後も、ずっとそれは変わらなかったのかもしれいないけれど。
「日本は撤兵しない」の報を受けたラムズフェルドが、にやにやしながら「それはすばらしい決断だ」といっているのが、正反対に見えた。「日本人は、馬鹿のつく正直者だ」。
小泉が一晩寝て(寝られないだろうけど)、少しは人間らしい決断をしてくれることを祈っている。
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