書評:麻原を死刑にして、それで済むのか? 本当のことが知らされないアナタへ
オウム真理教の犯した罪を考えれば、麻原が死刑になるのはやむを得ないと思うけれど、裁判である以上、どんな悪事をしたから死刑になるのか、明確にされなければならない。でも実際の麻原裁判は、証拠も事実認定も非常にお粗末で、魔女裁判と同じだと告発する。死刑という結果が同じだからといって、経過をはしょってしまえば、法秩序は守られないという著者の指摘は、あたりまえすぎるほどあたりまえだ。裁判を巡る状況は、オウムを社会の中から排除したいという意思だけが働いているように見える。排除さえすれば、いいのか? 再発を防ぐために、何もわからないままでいいのか。→アマゾンへ
「cultural life」カテゴリの記事
- 「つくる会」歴史教科書を採択(2005.08.13)
- 「先見力強化ノート」ついに店頭に(2005.07.24)
- 「考え方のつくり方」ついに店頭に(2005.07.24)
- 「Ver.1.5」by B.E.D(2005.04.19)
- 日本アニメ、外交に一役だって(2005.04.11)
The comments to this entry are closed.
Comments