ブラックベリーをジャムに
今年初の収穫は、2キロ弱という感じかな。ジューサーにかけて種や皮と、果肉を含んだ濃厚ジュースに分離します。ジュースは鍋に入れて火にかけ、グラニュー糖と水飴を加えて煮込むこと小1時間。とろりとしたいい感じの、ゼリー状のジャムになりました。うまそ~。
ブラックベリーはこれから2週間ぐらい、どんどん収穫できます。夕方収穫して夜ジャムづくりという忙しい時期になります。
最近は、垣根のブラックベリーが、収穫してもらって喜んでいるように感じます。植物が、実を収穫されるのを喜ぶわけがないと思っていたんだけど、違うんじゃないかと。植物は、誰かに種をまき散らしてもらって、繁茂しようとするわけだけど、植物が繁茂するためには種が薪散らかるだけではだめで、ブラックベリーなら葉が土に付かないように垣根に回してもらった方が、元気がよくなります。種が広がるという意味では、人にとられるより鳥や動物に食べられた方がいいわけですが、食べてフンとしてどこかに蒔かれても、条件がよくなければ発芽はできません。人間がとれば、まき散らかしてはくれないけれど、垣根を増やして、伸びた新芽を広げたりしてくれるし、周囲の雑草を取って風通しをよくしてくれるので、確実に繁茂できます。要は、自分の生命がのびのびできるなら、誰に実をあげてもいいわけで、人間に実を提供することも、植物にとってはやぶさかではないと感じるのではないかと思うのですね。そういう意味では、人間に実をとられることで、植物は喜ぶとしても不思議ではないし、実をたくさんつけたままにされるより、とってくれた方が残った葉や枝も勢いがよくなることを見ても、虫や鳥に好きに食べられるより、人間というパートナーの方が好ましいのかもしれません。
人間は植物や生き物をいいように利用しているわけですが、利用される側もまんざらではない、というか、自然のままよりうれしいこともある、ということに、だんだん気がついてくるのですね。
SMC PENTAX DA21mm F3.2 Limited(1~4枚目)
SMC PENTAX FA43mm F1.9 Limited(5枚目)
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